【ディーラーナンバー】回送運行許可と自賠責保険

「回送運行許可」。(通称ディーラーナンバー)は自動車に関する一定の業種のものが申請できる許可です。

この許可を持っていると、ナンバーが無い車でも公道を走行させることができるようになります。

通常、自動車はナンバーがついていないと公道を走らせることはできません。

ただし、前述したように一定の業種(自動車の製作、販売、陸送、分解整備)だけが許可を受ける事ができるようになっているため、一般の人向けと言うよりは業者向けの許可になります。

この回送運行許可を受けるためには、審査基準である「要件」をクリアしなければなりません。

この要件の一つが「自賠責保険」です。

通常自賠責保険は車に対して掛けられるものですが、回送運行許可の場合は貸与される「番号票」(赤枠のナンバープレート)に対して掛けられます。

回送運行許可の自賠責保険の種別は「商品自動車の3輪以上の自動車」という分類になります。

「番号票」は「回送運行許可証」とセットで貸与されますが、複数セット借り受ける(一定の条件があります)場合にはそのセット毎に自賠責保険が必要になるので、金額が高額に可能性もある為、事前によく確認するほうがよいでしょう。