【運送業許可】危険物を運搬する際の注意点

危険物運搬のついては、「乗務員に対する輸送の安全確保に必要な指導監督」の12項目の内の一つとして、トラック運送事業者(一般貨物自動車運送事業者)に対する巡回指導の対象となっています。

トラック輸送において危険物運搬を行う場合には、危険物の種類、その危険性、性状など、危険物に対する正しい知識を理解することがは必要です。

危険物の種類には次のようなものがあります。

危険物消防法第1類から第6類(酸化性固体、可燃性固体、自然発火性物質および禁水性物質、引火性液体、自己反応性物質、酸化性液体)のもの
高圧ガス高圧ガス保安法の液化ガス、可燃性ガス、毒性ガスなどの高圧ガスのもの
火薬火薬類取締法の火薬、爆薬、加工品のもの
毒物・劇物毒物及び劇物取締法の毒物、劇物のもの

輸送する危険物の危険性は、イエローカードにその危険性、有害性が記載されています。

(危険性)禁水性水をかけると発火するおそれがあるため、水での消火厳禁
爆発性熱、光、摩擦、衝撃で爆発する。発火物から遠ざけ距離を保つことが必要
可燃性低温で引火しやすい
(有害性)常温常温で引火しやすい
加熱時・火災時加熱・火災時に有害ガスを発生する
水に接触水に触れると有害ガスを発生する
出典:国土交通省

危険物の輸送には、危険物取扱者の資格が必要となります。運転にあたっては安全運転はもちろんのこと、必要な備品、携行品を用意しなければなりません。

車両備品携行品
・消火器
・赤旗、赤色合図灯または懐中電灯
・メガホン
・車輪止め
・停止表示機材
・必要工具
・高圧ガスの場合には、上記のほかに、高圧ガス漏えい検知液または石鹸水、皮手袋
・運転免許証
・危険物輸送の場合「危険物取扱者免状」
・高圧ガスの場合「高圧ガス移動監視者講習修了証」
・荷主発行のイエローカード


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