「Gマーク」とは、全国トラック協会が「安全性優良事業所」として認定したことを称するマークの事です。
より安全性の高い運送事業者として認められることで荷主企業にも選ばれやすくなります。
申請はweb申請システムで行い、申請の単位は会社単位でなく、事業所(営業所)単位で行われます。
「Gマーク」を取得するためには、以下の評価項目について100点満点中80点を獲得する必要があります。
- 法令の遵守状況(配点40点)
トラック協会の巡回指導結果 - 事故や違反の状況(配点40点)
事故や行政処分があるかどうか - 安全性の取組に対する積極性(配点20点)
安全対策会議、運転者の教育といった取組の評価
上記の各項目には基準点が設けてあり、基準点以上得点していなければなりません。
基準点は法令遵守が「32点」、事故や違反の状況が「21点」、安全性に対する取組の積極性が「12点」となっています。
また、「安全の取組に対する積極性」については、加点項目がグループ化(4グループ)されており、すべてのグループで得点していなければなりません。
すでにお分かりかと思いますが、「Gマーク」を取得する為には一朝一夕でどうにかなるものではありません。
日頃からのコンプライアンス、無事故無違反を前提として、例えば、定期的な「運転記録証明書」の入手やそれに伴う指導、定期的な安全会議、健康診断結果のフォローアップ、運転者の時間外労働時間の短縮、輸送の安全に関する認証当の取得等これらの取組を実施して初めて取得できるものです。
かなりハードルの高いものと言えるでしょう。
Gマークを取得する条件
「Gマーク」はどんな運送事業者でも申請できるわけではなく、以下の申請要件を満たした者だけが申請をすることができます。
申請資格は以下の通りです。
- 事業開始後(運輸開始後)3年を経過していること
- 配置する事業用自動車の数が5両以上であること
- 虚偽の申請、不正申請等によい認定の取消しを受けて、取消後2年以上経過していること
- 認定証、認定マーク等の偽造、不正使用等で是正後3年を経過していること
「Gマーク」を取得するには、事業開始から最低でも「3年」を経過していなければなりません。
巡回指導時の点数も、指摘後に改善されたものは得点されませんし、書類不備等で判定できなかったものも加点されません。
事故については過去3年間について見られます。
「Gマーク」を取得する為には、日ごろのコンプライアンス、無事故無違反がなによりも重要となります。
「Gマーク」のことなら、運行管理者資格保有の行政書士が運営する運送業許可大阪アシストセンターへお気軽にご相談ください。