論理学には、「三段論法」という手法があります。

これは、「大前提」と「小前提」から「結論」を導き出す推論の方法です。

これだけでは、わらりずらいので、

例えば、

大前提:すべての人間は必ず死ぬ

小前提:ソクラテスは人間である

結論:ゆえにソクラテスは必ず死ぬ

となります。

タイトルの「法的三段論法」とは、この「三段論法」を”法”に適用した場合をいいます。

法的三段論法でも結論を導き出す過程は一緒です。

ただし、法的三段論法では

大前提 → 法律

小前提 → 具体的事実

結論 → 法律適用の結果

とします。

例えば、

法律:「人を殺したら殺人罪とする」

事実:「被告人は被害者を殺した」

法律適用の結果:「被告人を殺人罪とする」

となります。

法的三段論法ではこのように結論を導き出します。

例のような、単純なケースは、ほとんどないでしょう。

なぜなら、法律は解釈が必要になりますし、事実も証拠の有無や、主張する人によって変わってきたりと複雑です。

もし、日々の生活で法律に触れる機会があれば、この「法的三段論法」を活用してみてはいかがでしょう?