建設業キャリアアップシステム(CCUS)は技能者の資格や就業履歴当をデータベースに登録、蓄積することで客観的な評価がなされ、技能者の適切な処遇や現場管理につなげる仕組みですが、
技能者登録をするメリットはどのようなものなのでしょうか?
主なメリットは以下のような点であると考えられます。
毎日の仕事を「記録」として残すことができる
キャリアアップシステムでは現場に置かれているカードリーダー等にキャリアアップカードをタッチして、就業履歴を蓄積していきます。
この就業履歴は、能力評価等(経験値)に直結するデータであることはもちろん、もう一方ではその現場でたしかに働いていたという証拠になります。
この証拠は、超過勤務や賃金の未払いといったトラブルが起きた際にあなたを守ってくれる大事な証拠となってくれます。
現場や勤務先が変わっても「記録」を引き継ぐことができる
上記の記録はデータベース(国が管理する)に蓄積されているため、現場や勤務先が変わったとしても引き継ぐことができます。
例えば勤務先が変わってもデータから職歴、資格、身元などが証明できますし、前の会社がつぶれてしまっていても、その会社での経験を容易に証明することができます。
また、この就業履歴はスマホやパソコンで簡単に確認することができます。
能力評価やレベルに応じた年収の目安がわかる
蓄積されたデータや登録した資格で能力評価やカードのレベルアップが行われますが、現在(R5年10月時点)国は、能力評価やレベルに応じた年収の目安を示そうとしています。
この目安がわかれば、自分の処遇が良いのか悪いのか判断できるようになります。
能力アップや資格取得することが正当に評価されるようになりそうです。
まとめ
CCUSの技能者登録は思ったよりもメリットが多いと感じていただけたのではないでしょうか?
国はこのCCUSの制度を推し進めています。
近い将来、CCUS登録義務化なんてことも、ありえない話ではなさそうです。
まだ登録していない方は、早急に検討することをおすすめします。
CCUS(建設キャリアアップシステム)の事ならCCUS登録行政書士事務所の弊所にお気軽にご相談ください。