現状の農地を把握する場合、以下のような方法があります。
名寄帳(固定資産税課税台帳、土地家屋課税台帳)
名寄帳は、市町村単位ごとに所有している不動産がまとめられた一覧表です。
その人が所有している不動産(請求年度の1月1日時点のもの)が全て記載されているので、農地を含めて全ての不動産を洗い出すことができます。
申請は、所有者本人、親族、相続人、相続人の代理人が行うことができます。各市町村役場で閲覧・写しの交付申請ができ、郵送による交付申請もできます。必要書類は役所によって異なります。
不動産登記事項証明書
不動産登記事項証明書は、不動産一筆ごとの情報が記載されており、農地の場合、発行時点の地目、地積、所有者、利用権者等を把握することができます。
誰でも交付申請することができ、コンピュータ化されている法務局であればどこの法務局からでも全国のものを交付申請することができます。電話による確認に対応している法務局もあります。
公図、地図
公図、地図は、法務局に備え付けられている図面で、土地の位置や形状を把握することができます。
登記証明書と同様、誰でも交付申請することができ、コンピュータ化されている法務局であればどこの法務局からでも全国のものを交付申請することができます。インターネットや郵送による交付申請も可能です。
農地の区分
農地の区分は、市役所の農政課に出向いて問合せを行ったり「eMAFF農地ナビ」から検索することで把握できます。