他人の荷物をお金をもらって自動車で運ぶ事業を一般貨物自動車運送事業（以下、運送業）といいますが、運送業を営むためには許可が必要になります。
この許可を取得するための、要件として「運行管理者の選任」があります。「運行管理者」は一定の実務経験を積んだものや国家資格者がなることができます。
この「運行管理者」とは、どのような役割を担っている者なのでしょうか？
安全運行の確保と交通事故防止
運送業事業者は、運送業を経営する事や安全かつ確実な自動車輸送を遂行（運行管理）しなければなりません。
しかし、事業者自身が運行管理を直接行うことは難しい場合もあります。貨物自動車運送事業法では、事業者に代わって運行管理業務を行う「運行管理者」の選任を義務付けています。
「運行管理者」には、法令に定められた運行の安全確保に関する業務を事業者に代わって行い、交通事故を防止していく責任が課せられています。
事業者と運転者のパイプ役
「運行管理者」は法律で定められた業務に精通し、確実に遂行していかなければなりません。
自動車輸送における「車」「人」「道路」に関連する諸規制を理解し、運転者の声を事業者に伝え、常に安全で明るい職場環境を築いていくことも運行管理者の重要な役割です。
絶えず運行管理業務の改善を図る
具体的には、事故を例にとれば、事故原因を徹底的に究明して同種の事故再発を未然い防止していくために業務を改善したり、事故が発生していない場合なら、現状の業務を分析し、場合によっては同業他社の実施事例などを参考にしながら、事故防止に向けたより良い体制づくりをするといったことです。
業務改善のを流れは以下のようになります。
「運送業許可」に関することなら、運送業許可大阪アシストセンターへお気軽にお問い合わせください。
