有限責任の原則

有限責任とはその名の通り、責任が「有限」であるということです。

「株式会社」と「合同会社」出資者はすべて有限責任となります。
(個人事業主、合名会社は無限責任のみ、合資会社は有限責任と無限責任で構成される)

有限責任とは、出資額の範囲で責任を負うことをいいます。

例えば、100万円を出資した人がいたとします。

「有限責任」の場合には出資した会社が倒産して清算されるときに会社に一億円借金があった場合でも、出資した100万円が返ってこないだけで済むということです。

反対に「無限責任」であった場合には、残った借金すべてを弁済しなければなりません。

こういった理由から、株式会社や合同会社は出資者からの資金を集めやすく大規模な事業に適していると言えます。