経営事項審査(経審)の審査項目の一つに「その他の審査項目」というものがあります。
これは、その事業者の社会性を確認する審査項目となっています。
社会性とはどういうことか?というと、
項目は多岐にわたりますが、例えば法令順守であったり社会貢献性などの事を指します。
この社会性に点数をつけて、客観的に評価します。
評価項目は以下のとおりです。各項目について点数がつきます。
- 労働福祉の状況
雇用保険、健康保険、厚生年金保険加入の有無など - 建設業の営業継続の状況
営業年数や民事再生法の適用を受けたことがあるか?など - 防災活動への貢献の状況
国や地方自治体との防災協定の有無 - 法令順守の状況
建設業法等に違反などしていないかなど - 建設業の経理の状況
監査を受けているか?公認会計士等の人数は何人か?など - 研究開発の状況
研究開発を行っているか?など - 建設機械の保有状況
建設機械はどのくらい保有しているか?
(防災への備えの観点から、災害時に使用できる建設機械を持っていると評価される) - 国際標準化機構が定めた規格による登録の状況
ISOの認定があるか?
(ISOとは国際標準化機構のこと=国際的に通用する規格) - 若年の技術者およ技能労働者の育成および確保の状況
若年層の雇用(担い手不足解消)や技能者の確保、教育(技術力向上)等を行っているか?