経営事項審査(経審)の審査項目の一つに「その他の審査項目」というものがあります。

これは、その事業者の社会性を確認する審査項目となっています。

社会性とはどういうことか?というと、

項目は多岐にわたりますが、例えば法令順守であったり社会貢献性などの事を指します。

この社会性に点数をつけて、客観的に評価します。

評価項目は以下のとおりです。各項目について点数がつきます。

  1. 労働福祉の状況
    雇用保険、健康保険、厚生年金保険加入の有無など
  2. 建設業の営業継続の状況
    営業年数や民事再生法の適用を受けたことがあるか?など
  3. 防災活動への貢献の状況
    国や地方自治体との防災協定の有無
  4. 法令順守の状況
    建設業法等に違反などしていないかなど
  5. 建設業の経理の状況
    監査を受けているか?公認会計士等の人数は何人か?など
  6. 研究開発の状況
    研究開発を行っているか?など
  7. 建設機械の保有状況
    建設機械はどのくらい保有しているか?
    (防災への備えの観点から、災害時に使用できる建設機械を持っていると評価される)
  8. 国際標準化機構が定めた規格による登録の状況
    ISOの認定があるか?
    (ISOとは国際標準化機構のこと=国際的に通用する規格)
  9. 若年の技術者およ技能労働者の育成および確保の状況
    若年層の雇用(担い手不足解消)や技能者の確保、教育(技術力向上)等を行っているか?